流行りの腸活は何をすればいいの?
近年よく耳にするようになった腸活。
そんな人気の腸活ですがその効果や、やり方とはどういうものなのでしょうか。
今回は腸活とは具体的に何をすればいいのかをご紹介いたします。
腸活とは単純に腸を動かすこと
どうすれば腸活ができるのかという答えはズバリ簡単で腸を動かすことなんです。
じゃあ腸を動かすにはどうすればいいんでしょうか?
その方法は3つあります。
この3つはどれが欠けてもうまくいくものではありません。
基礎となるのはまず運動をして体を動かす、
そして腸内細菌を整える、
食物繊維を多く摂ることです。
それでは順に説明していくとしましょう。
まず、「運動すること」。運動して体を動かすと腸の動きが活性化します。
例えば、お腹の手術を受けた人は経験したことがあるかもしれませんが、病院で手術を受けた次の日から歩くように言われますよね。
傷口が痛むのにわざわざ歩くのは、手術で一旦停止してしまった腸の動きを取り戻したいからなんです。
同様に、腸活や便秘解消をする為には、「食べる物に気をつける」という行為だけでは不十分という訳です。
運動をすることでカラダの外側から腸に刺激を与えられます。
体を動かして腸を活発にさせる事が腸内環境を整えるための第一歩となっていきます。
そして食物繊維を食べること、腸内細菌を整えることは二つで一つという関係です。
まず、腸内細菌を整えるには腸内細菌を外から摂る(プロバイオティクス)。
さらに腸内細菌を腸で育てる(プレバイオティクス)という2つの方法が必要です。
プロバイオティクスとプレバイオティクスという2つの言葉、なんとなく聞いたことがあるという方もおられると思います。
腸内細菌を外から摂る、プロバイオティクスというのは、ヨーグルトやキムチなどの発酵食品を食べる、または乳酸菌サプリを摂取したりすることなどが当てはまります。
ただこれらの多くはカラダに定着しないまま数時間でカラダの外に出て行ってしまうので継続して摂取することを日々習慣化するのが大事になってきます。
一方腸内細菌を腸で育てる、プレバイオティクスをするためには腸内細菌のエサである「食物繊維」を食べること。こうすることで腸内細菌を養うことができます。
また食物繊維の中には腸の動きを活性化させる働きもあり、腸活の簡単に表した「腸を動かすこと」とも繋がるんです。
食物繊維は2種類に分類されるのはご存知?
実は食物繊維にも種類があるのをご存知ですか?
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維という2種類に分けられます。
これまで食物繊維は総量、つまり沢山摂ることが大切とされてきましたが水溶性食物繊維と不溶性食物繊維では体に与える影響が違うので栄養指導の観点からはこれらを別々にして考えることが重要と言われるように。
水溶性食物繊維はわかめや海藻類、納豆、アボガド、オクラなどに多く含まれており、
不溶性食物繊維はパセリ、グリンピース、ブロッコリー、モロヘイヤ、大根、ごぼうなどに多く含まれます。
腸活をしたい方はこれらの食材をバランスよく食べる様にしましょう。